エレキギターを始めて最初に覚えるスケールはたぶん、
「ペンタトニックスケール」だと思います。
とても簡単で、スタンダード。
曲のKeyの上でそれを弾けばすぐさまソロプレイができる便利なスケールです。

が、これが所謂「ペンタトニック依存症」と言うやつでして、
ここから抜け出せない中級ギターリストの方は大勢います。
アドリブギターソロと言えば、手癖になりきったペンタトニックしか弾けないと言うものです。

♭5やドリアンを織り交ぜても、ペンタトニックベースで弾いているのはバレバレなので、
「ああ、ペンタトニック依存症ね」っと思われます。

ペンタトニックで弾くのが悪いわけではないと思います。
格好いいRock系のギターソロなんかはペンタが多いです、実際。
ですが、たとえば16小節あるギターソローを、まるまるペンタ1発で弾いてしまうところがダメなんだと思います。

ギターソロの時はソロバックでコードが展開しているハズです。
すごく少なくても2つはあると思います。(1コードの場合もありますがそれは別として)

大抵は3~4のコードの上でソロを弾いていると思うのですが、
このときにこのコード進行を意識した音使いをすればかなりいいと思います。
これは一つの方法論にすぎませんが、
最初はペンタトニックで弾いて、コードが展開して雰囲気が変わる時に、
そのコードトーンを意識した音でコード感を演出したりすればだいぶいいと思います。

あまりトリッキーなフレーズを弾いても曲になじんでいなければクズなギターソロなので、
ワンパターンにならないように、常にコード感を意識する癖をつけましょう。